ビンテージマンションでよくご質問をいただく管理費・修繕積立金は築年数が古いマンションになればなるほど、年々上昇していくかどうかについて普段、お仕事をさせてもらっていてよくご質問をいただきます。
管理費・修繕積立金が築年数を経つにつれて上がっていくことはほとんどの可能性として少ないと見ています。管理費は名前の通り管理をするための管理費であり、主にマンションを管理している管理会社さんにお支払いをしたりマンション自体の電気代(エレベーター・エントランス)などに使用したりしているので金額などはある程度一定の金額で落ちつています。
どちらかといえば、よく目にしたり耳にしたりして上がっていく傾向の数字は修繕積立金の方かと思います。棒グラフで年々、修繕積立金が右肩上がりで上昇していくグラフを見られてマンションは築が経っていくとランニングコストが上がるというイメージが持たれます。こういったグラフは管理会社さんが作るあくまでのイメージであるシュミレーションになります。
では、修繕積立金とは名前の通り修繕する積立金のことを言うのですが、分譲マンションは10年から20年の相間に大規模修繕工事と言う大きな修繕工事を行います。この時に今まで積み立ててきた修繕積立金を使用します。この大規模修繕を行う事によって建物のメンテナンスを適切に行う事にで建物が何十年、何百年と維持されていくので非常に大事な修繕工事になっています。
ではなぜ、修繕積立金が上がるイメージと上がらない可能性について。修繕積立金が上がる傾向を示しているグラフについては新築のマンションの販売時に作成されるもので新築マンションの販売時には修繕積立金などのランニングコストが低く設定されていて例えば3000円ほどで設定されています。この修繕積立金では将来実施する大規模修繕工事を行うには少なくなってきますので、将来行う大規模修繕工事向けて修繕積立金を上げる必要があります。しかし、グラフでは将来行う大規模修繕工事に向けてのあくまでのイメージグラフであるため、どこまで上げるかは想定でしかないのでイメージで作成しなければいけないものだと思います。
大規模修繕工事に向けては管理会社と住民のコミニュティで形勢されている管理組合と話をしあって工事に向けて、どこまで修繕積立金を上げるかを話し合いを行います。
工事に向けて打ち合わせを行なって何回も工事を重ねていったビンテージマンションなどは毎月の修繕積立金を一定の数字で適切に積立金をできるノウハウとそれぞれのマンションの十分な積立金の金額が出る事によって安定的な積立を得れることから、修繕積立金を年数が経過につれて上げる必要がなくなってきます。
マンションは新築時のランニングコストの上昇は迎えますが、それぞれのマンションによって一定数の金額の積み立てが、できるようになってからは安定したランニングコストになります。そこの兼ね合いなどはご自身がマンションの管理組合の一員となり建物を守るべき必要な修禅工事に積極的に参加することによって維持することができる大切な取り組みとなります。