ここでは中古マンション・新築マンションとは関係なくマンションとしての見解です。
まず、一番大きな質問が来るのが「築年数が経っていますが大丈夫ですか?」という質問です。一言で返すと「大丈夫です」しかし、そのためにはちゃんとしたメンテナンスが必要なのです。
では良いマンションと悪いマンションの区別。それはメンテナンスです。
まずマンションを購入しますと、住宅ローンとは別に管理費・修繕積立金・駐車場代がかかります。マンションによっては町内会費など地域特有のお金がかかったりします。
メインは管理費・修繕積立金です。細かく内訳を行うと少し違うのですが、ほとんど同じ物と思っていただいても構いません。管理費は名前の通り主に管理するためのお金。それは管理会社への管理委託料やエレベーターなどの管理・維持する費用のことです。
そして修繕積立金とは、マンションは10年から20年周期に大規模修繕工事というものを行います。これは名前の通り大掛かりな工事のことです。主に足場をマンションの外壁に建てて外壁の補修工事や防水工事・塗装などを行うことです。これには莫大ななお金がかかります。それは物件の規模によって値段は様々です。しかし一度、大規模修繕を行った物件であればそのマンションが、どういう規模で行ったのかが分かります。その工事金額から現在の修繕積立金の貯金額から見て、大規模修繕工事が可能かどうか見ることができます。
その点ビンテージマンションは年数が経っている分、補修工事を何回も行っていてかつ大規模修繕工事も行っているので、現在の貯金額と過去の大規模修繕工事から見て予測することができます。築30年、40年が経過しているビンテージマンションは大規模修繕工事を最低1回は行っており、2回目が終わったか2回目を行うマンションが多く見られるので、その時に過去の工事内容を見てみたり、これから行う大規模修繕工事と貯金額を照らし合わせて見ることができるので優秀なマンション、優秀じゃないマンションとで見分けることができます。